Archive for 1月, 2005
忘れないうちに
そろそろドタバタ起業篇の続きを始めよう。
もっとレベルの高いところで商品開発をしたくなったボクは
日本で「この人!」と言われるギター製作家のリストを作った。
そのリストの上から順に電話をかけて
取引してもらえないか、掛け合うつもりだった。
どうせなら自分で企画したものを
最高の技で製作してもらって
自信を持って売りたかったからだ。
もちろん、コネもあてもない。
ないものはないのだから、しょうがない。
いつもの通り、でたとこ勝負のあたって砕けろ作戦だ。
ここでもボクは掟破りをやっている。
普通、トップクラスのギター製作家は
みんな自分のブランドを持っている。
それを卸や小売店で販売してもらっている。
(一部、直接オーダーを受けて販売するケースもあるが
日本では希な例だ。)
つまり、自分のブランドを持つトップクラスの製作家に
他でもない「ボクの」ブランドで販売するギターの製作を
請け負ってもらおうととしているのだから
相当ずうずうしい。
いわゆるOEM生産なんて、普通、考えられない。
それに、だいたい、こうした製作家はみんな
何ヶ月もの先(人によっては何年も先)のオーダーを抱えていて
例外なく忙しい。
しかも、原則的に手工だからいっぺんに大量生産できない。
というか、しない。
同じ型のモデルを同時製作してもせいぜい2〜3本がいいとこだ。
だから、速くてもオーダーしてから6ヶ月以上は絶対に待たされる。
しかし、だからこそ、高いレベルの仕事が出来る。
ボクは、どうしても、そのクラスのものにしたかった。
一番上にリストアップしたのは四国愛媛の製作家だった。
実は、この人が
今もボクのブランドのギターを作ってくれている塩崎氏だ。
信じられないことにリストの一人目
つまり一番製作してほしい人に思いが通じたのだ。
全く、何でもやってみなければ判らない。
電話したときは留守だった。
何度かけても誰も出ない。
仕方なく留守電に録音した。
本当は留守ではなくて、当時、製作中は絶対電話に出ない人だった。
※今は、システムが変わって出てもらえるけれど、
手が離せないときはかけ直すようにしている。
電話してから1週間以上たったころだと思う。
「お電話もらってたようで・・・」
「あ!」と叫んでから、
この電話を切られたら終わりだと思って
一気にまくし立てた。
自己紹介から始まって
ネットでギターを売っていること
オリジナルブランドで販売したいこと
高級手工ギターに特化したいこと・・・などなど。
気がついたら愛媛訪問のアポを取っていた。
電話では埒があかない。会って話した方が絶対イイ。
で、数日後、ボクは
塩崎氏の工房でさらに6時間以上しゃべり続けた。
ほとんど拘束状態だ。
最後は、もう疲れたんだと思う。
「いいですよ。やりましょう」と言ってもらったときは
正直、こっちも体から力が抜けた。
塩崎氏は僕の要求をほとんどOKしてくれた。
彼もネットの可能性に興味を持ってたみたいだったし
さらに、それを、
既に販路が整備されている自分のブランドではなくて
全く無名のボクのブランドでやる方がいいとの判断もあった。
早速、オリジナルブランド第1号の試作打ち合わせに入る。
実は、この試作でボクは彼の名人たる所以を知る。
ボクの構想はもう既に固まっていた。
一応、スペックを紙には書いて持ってきたが
出したい音を説明するのに
いくつか、参考になるCDを聞いてもらいながら
ああでもない、こうでもない、と
しどろもどろで、おおよそのイメージを伝える。
だが、ここで塩崎氏はほとんどメモを取らない。
話しながら、頭の中の無限にある引き出しから
さまざまなデータを出してきてはつなぎ合わせ
ひとつの音像に結ばれるよう
目に見えない設計図を頭の中で描いているらしい。
「本当にちゃんと伝わったのかな」と不安になりつつ
待つこと数ヶ月。
ようやく手にした試作を弾いてみて驚愕した。
イメージしていた通りの音がポ〜ンと鳴り響いてきた。
寸分の狂いもなく、ボクが出したいと願ったそのまんまの音。
スゴイ感性と技術の人だ。
世界には名匠と呼ばれる製作家が一体何人いるのか知らないが
彼は間違いなくベストと呼ばれる匠のひとりだと信じている。
そんな製作家と組めて全く幸せだと思う。
教訓:一番つきあいたい人から攻める
BGM:Russ Barenberg “Moving Pictures”
この記事は興味深い。
これまでオンラインでは
シニア層(50歳以上)はターゲットにはなり得ないと言われてきたが
シニア層全体のネット利用者の割合は
全国平均で35%を超え、都市部だけを見れば55%を超えているそう。
そして、さらにそのネット利用者の約8〜9割は
「ネット通販を使ってみたい」と考えていると聞けば
お!そうなんか!!となるでしょう?
この層は可処分所得が高く、リピート率も高いので
とてもいいお客さまなんですよね。
で、この筆者は、シニア層を念頭に、サイト構築の際には
ユーザビリティに配慮しインターフェイスを工夫することを主張している。
つまり、シンプル・イズ・ベスト、だと。
そう言えば、立場は逆だけれども
確かに、おちゃのこネットのショップオーナーさんの中にも
この層に属する方が結構おられる。
とすると、おちゃのこネットのインターフェイスは、さて、どうだろうか。
よく「とても使いやすい。これで500円は信じられない」とメールをいただくが
苦労して開発したツールを使いやすいと評価いただくと素直に嬉しいし
おちゃのこ開発チームの面々を心底誇らしく思う。
ま、これからもこの調子で、ずんずん行きましょう。
※ただし、アクセス不良は大変申し訳ないです。
急ぎ2月1日にサーバを移転して環境改善しますので
今しばらくご辛抱ください。
しかし、ふと気がついた。
そんな風に他人事のように言ってる自分も、
もうあと数年でシニア層の仲間入りだ。
う、う〜む・・・。
でも、100まで生きるつもりだから。
BGM:Joni Mitchell “Shadows and Light”
今年はRSSが爆発的に普及する年らしい。
ボクもそう思う。
というか、そうなってほしい。
で、これは情報の更新状況をリアルタイムに教えてくれるサービスだそうで
携帯だけでなく、メッセンジャーにも対応しているのが
進んでる・・・と言えるかな。
RSSが爆発するのには、きっと田口さんの言うように
RSSの情報価値をどのようにあげていくことができるか、が
大きなカギなんだろうね。
「何を」と「どう」。
RSSで伝えられること、というか、伝えるべきこと、は何か。
それをどう伝えたら最もイイか。
ガリットはその問いに対するひとつの答えだと思うのだけれども。
今年は、ガリット絡みでいろいろ仕掛けていきたい。
ただ今準備中。
と、書いてたら、岡野さんがちょっとネタばらし。
ただ、このところ、重くて、流石にちょっとマズイと思ってて
近いうちに何とかしようと思ってます。
しばしご辛抱を。
BGM:Leo Kottke “Leo Live”
遂に、iTunes Music Storeが販売した楽曲数が
累計で2億5000万曲を上回った。
昨年12月には累計2億曲を突破してたから
恐ろしいスピードだ。
さらに1日あたりの販売数も過去最高の125万曲に達したらしい。
強烈すぎる!
これからはケータイでダウンロードサイトにアクセスして
そのまま1曲2曲と取り込んで
その場でイヤホンで聴く・・・てなことになっていくんだろうなぁ。
この数字見ると、もうなってるのかもしれないけれど。
昨日も書いたが、今すぐにできる・・・というのは、絶対強い。
ちょっと横道にそれるけど
ボクは海外のインディ系のアーティストを探索するのに
や
なんていう地味〜なサイトを片っ端からあたってみて
サンプルを聴いて「お!」と思うアーティストがいたら
そこでCD買ってみたりしてたけど
手間といえば手間なんですよね。
ま、それが楽しいときもあるんだけれども。
一晩中やってたりして。
だから、iTunes Music Storeで「お!いいね、これ!」と
軽〜くダウンロードして買ったりするのも、それはそれで構わないけれども
ただ、人の行かない道にポツンと宝物が落ちてたりする・・・はず
とか思ったりするわけで。
それを見つけたとき、ホント嬉しい。
でも、CDはなくなっていくのかもしれないなぁ。
BGM:遠藤賢司 “満足できるかな”
今日、アマゾンに注文してたCDが届いたので
早速、箱を開けたら
「携帯電話からアクセスできるAmazonモバイルが全面リニューアル!」
というチラシがハラリ・・・。
見ると、凄いことが書いてある。
プリンタインクや浄水器フィルターや、ま、なんでもいいのだけど
買いたい商品のバーコードを携帯でスキャンすると
その商品のURLが表示されて
そこにアクセスすると商品詳細が表示される・・・らしい。
つまり、そこから、携帯で注文できるというわけ。
そのためにはアマゾンのサイトから
「Amazon iアプリ」というソフトをダウンロードするのだけど
これは、消耗品なんかを買ってもらうのには実に効果的な仕組みだ。
「あ、ない!じゃ、このバーコードをスキャンしてと。
そうそう、これこれ。はい注文」てな具合かな。
パソコンを立ち上げなくてもイイ
携帯なら常に立ち上がってるから
それにバーコードでそのページにひとっ飛び
だから、今すぐに注文できる。
これは強い。
先日、岡野さんがQRコードのことを書いてたけど
バーコードでも十分かもしれない。
世の中にすっかり馴染んでるもんねぇ。
これ、アマゾンの特許なんですかね?
で、今日来たCDがこれ。スライド聴いて久しぶりに鳥肌が立った。スゴイです。↓
BGM:Sonny Landreth “Grant Street”