Archive for 9月, 2006
今日、「ドロップシッピングの謎」というイベントに参加した。 ドロップシッピングって何?から始まって、サービスを提供するASP2社がプレゼンされた。
商品のサプライヤーとショップとのマッチングツールとして既にこの2社も動き出してて、先発されているだけに参考になる点があれこれと。(ドロップシッピングジャパンさんには、2回もおちゃのこのことを紹介していただいて、多謝感謝)
ところで、ドロップシッピングには単にマッチングさせるだけはなくて、ASPが物流倉庫まで完備した形式のものもある。この物流倉庫型は日本特有のスタイルで、ショップはASPが倉庫に用意した商品だけを販売し、ASPの物流システムを使って配送して、ASPが代金回収するという、楽々お任せパックとでもいうべきシステム。便利ですね〜。
便利だけど…ん?ちょっと待てよ、と。
この場合ASPは商品のいわば仲卸的存在になるので、そうするとショップはASPのための販売店になるという図式になるわけで。気になるのは、販売主体がショップでなかったり、クレームやトラブルの対応までASPがする点で、それはそれで確かに便利だろうけど、あんまり安易すぎて一体誰のためのショップ?てなことにならないんだろうか。主体を持ってやるからこそ自分の商売だと思うんですがね〜。
プレゼンの中で、ほ〜と思ったのは電脳卸さんの「既に始めている人の20%は、今あるショップサイトの商品構成を補完するためにドロップシッピングを利用されている」というお話。やっぱりね〜。しっかりとビジネスマインドを持っている人が活用するのが本来の姿だと思う。おちゃのこも、そういう自立する人たちを支援したい。
もうひとつ、う〜むと唸ったのは、「ドロップシッピングジャパン」の櫻井さんのお話。
櫻井さんがサラリーマンを辞めてから、たった一人で立ち上げたのが職人.com。
このサイトを見れば判るように、職人が製作するものを販売代行する、まさしくドロップシッピングそのもの。ここでの経験が積もり積もって、今回「ドロップシッピングジャパン」を立ち上げられたということなんだけど、職人.comだけで生活できるようになるのに、実に1年4ヶ月かかったとのこと。その間、雨漏りのするぼろアパートでこつこつとサイトを更新しつつ、アルバイトで食いつないだんだそう。エライなぁ。
ドロップシッピングを「アフィリエイトよりうんと儲かる」と囃し立てる、というか、うまいこと乗せてやれ的な意図がチラホラ見えるけれども、商売というものはシステムだけで動くほどカンタンなものじゃないんですよね、そもそも。
ちょちょいとやって、わ〜い、大儲け〜、てな話にはなりません。楽して儲かるなんてことは絶対にないわけで、そこら辺をミスリードする風潮はいかがなものか思うし、それにウカウカと乗る方もどうかと。商売なんだからね、もうちょっと真剣にやろう、真剣に。
櫻井さん自身は屈託なかったけれども、そのことを再認識させるイイお話だったなぁ。
ところで、このことをmixiに書いたら、ドロップシッピングは物流業界内部のあちこちでかなり注目・研究されているそうで、「物流が今のネットをどう理解しているのか聞いてみたい」という興味深いコメントをいただいた。確かに、そういう視点で見ていなかったので、ちょっと気をつけておきたい。
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| Forecast: Tomorrow + Dvd Weather Report by G-Tools |
アグリゲートレビュー・サービスというのは、あらゆる製品に関するレビュー記事を収集してきて検索できるサービス。
製品スペックの収集、類似製品との比較、複数のショップサイトでの価格比較などの情報を提供してくれるだけでなく、気になる製品に新しくレビューが更新された場合、通知してくれるサービスもあったりする。便利ですねぇ。
既存の商品情報検索ツールと違うのは、そのサイトに書き込ませるのではなくて、他サイトに存在するレビューを片っ端から収集してくるところ。だから、aggregaterっていうんですな。
中でもWizeは、その製品に対して何パーセントがポジティブまたはネガティブな意見かを表示するところが、ニュースアグリゲーターのDiggにちょっと似ている。
関心なのは、商品レビューのプロが提供する情報と、一般消費者のコミュニティからの人気投票をミックスして提供してるところ。どっちの意見も気になる消費者の気持ちをうまく捉えてて気が利いてる。それがなんと、4735サイトからレビューを収集してるんだそう。すんごい多い!
一見、「レビューアグリゲーター=商品検索エンジン」かと思うけれど、ユーザーがその情報に何らかの形で関われることを考えると、もはや商品検索エンジン以上かもしれません。
そういえば、先日紹介したTAGGYは、ブログやブックマーク、共有サイトのタグを横断的に一括検索できるツールだけれど、ネットユーザーが任意に作成したレビューがコンテンツという点では、これもまたWisdom of Crowdsの一形態と言っていいんでしょうね。
ところで、もうお気づきでしょうが、そうするとこのサービスは日本の価格.comや、アラジンものトークなんかと根本的に違うわけで。ついでに言えば、今うちで開発(改造)してるgarittoとも、また違う。ま、garittoは、●●や▲▲なんかもできるので、そちらさんとも一線を引くと思いますが。
いずれにしても、この分野は今後ますます賑やかになるだろなぁ。
●BGM
| Seven Days of Falling E.S.T. by G-Tools |
しかし、世界にはごまんとSNSがありますね。
List of social networking websites
最近人気のBeboが2200万人。さすが。Friendsterも2910万人。MySpaceに至っては、なんと1億人超えています。(!)みんなデカイなぁ。Yahoo!と買収交渉中のFacebookが、ほ〜770万人ですか。
それはそうと、以前から注目しているビジネス系SNSのLinkedInが650万人も集めているとは…スゴイ。 今は目立たないかもしれませんが、明確な目的を持っているこのカテゴリのSNSが、今後、絶対に大きな存在になるはず。規模ではなくて意義でですが。
ところで、この記事にもあるとおり、こうして見ると招待制よりオープン登録制の方が圧倒的に多いですね。Facebookも、Yahoo!との交渉に入ってからオープンに変わったようですし、確かに傾向としては招待制はなくなる傾向にあるみたい。
で、それを補完する仕組みとして、ユーザーが自分に関するデータをどこまで公開するかを、よりきめ細かくコントロールできるような機能が追加されつつあります。くだんのFacebookでは、、
・指定するネットワークに属する相手からの氏名の検索をブロック
・指定するネットワークに属する相手からのメッセージ、友だちリストへの追加などを拒否
・プロファイル中のユーザーの写真を検索対象から除外
などの、プライバシーの管理機能がつい先だって実装されたそうです。つまり、SNSも、おつきあいの範囲に応じて、つきあい方をコントロールするようになってきてるわけですね。ますます、実社会に近づいたと言うべきかもしれません。
これが我が日本では、さてどうでしょう、同じ流れになるんでしょうか。いずれにしても、せっかく非匿名性でもって育まれたイイ意味でのSNSの信頼性が、フルオープンになることでいわゆる2チャンネル化することだけは避けたいところです。
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| The Melody At Night, With You Keith Jarrett by G-Tools |
このところ、「タグ」という文字を見ない日はないですね。ネット上のあらゆる情報にタグがつけれられ分類、あるいは収集される際に大いに活用されています。
タグという発想の素晴らしいところは、情報の発信者ばかりでなく、その情報の収集する側でさえも自由にタグを打てること。まさしく、Wisdom of Crowds。情報の意味づけにそれぞれの立場で加担してどんどん整理されていく様は、ある意味感動的でさえあります。
そこで、これ。
“タグ”をベースにすべての情報をつなげる「TAGGY」のポータル構想とは
ブログやブックマーク、共有サイトのタグを一括検索できる「TAGGY」
ブログやニュースサイト、動画・写真共有サイトなどに登録されたタグを横断的に検索できるサービス。「タグの流通拠点」という発想がまずイイ。国内のみならず、YouTubeやFlickr、Del.icio.usの海外サービスも対象としてて、現時点で約30万件超のタグ情報が検索可能なんだそう。ビデオやポッドキャストまでカバーしてるので、かなり守備範囲は広いですね。
収集したタグ情報をキャッシュするので、TAGGY内で表示されるウェブ上の記事には、クロール元のサイトで付けられたタグ以外に、TAGGY独自のタグも追加できるのもイケてます。自分で分類・検索するときに大いに役に立ちます。
ま、そこまでだと、ソーシャルブックマークとあんまり変わらないんですが、保存した記事やタグにテーマをつけて整理・分類できる「記事コレクション機能」や、ユーザー同士のコミュニケーションができる機能というのは、いわばSNS的要素を加味してると言えそう。ありそうでなかったサービスなので楽しみです。
おまけに、今後は画像や記事を各サイト同時にアップロードできるマルチポスト機能やアクセス解析機能も提供していくというんですから、かなり本格的なサービスになりそうです。そこら辺は、feedpathに似ていますかね。
ですが、最も気になるのはここなんですね。「2007年以降にはEコマース事業者向けのASPサービスも提供を検討している」ってところ。う〜む、ああいうことや、こういうことを考えてるのかなぁ。多分そう。
さて、garittoのライバル登場。ま、先、行っときますが。
●BGM
| The Subway Recordings Susan Cagle by G-Tools |
これはカシコイですよ。
広告主が広告内容をブログに書く。それをTechMemeが巡回してブログが吐き出したフィードを取得し広告枠に掲載する。それが、そのまま広告になる。タイトルを読者がクリックすると、そのブログを表示する。
要は、ブログの出だしをサマリー的に掲載しておいて続きを読ませるという流れ。特別な仕組みはほとんど要らない。実にカンタンですが、広告をRSSリーダーで読ませるのではなくて、広告を出稿するときにRSSを使ってるのがミソ。発想の転換というやつですね。
で、これがなかなか優れています。
まず、タイトルや出だし部分は別として、少なくともブログ自体に文字制限がないこと。PPC広告のように指を折って数えながら、「あ〜、収まらない」と嘆く必要はない。これを見れば判りますでしょ。

それに、いつでも最新のネタを表示できること。ブログを更新すれば、ものの数分で広告枠内の表示も変わるのでリアルタイムに変更できる。スピードが肝心のネットには最適。
ま、発明というほどではないけれど、こういうひねったアイデアはイケてます。ちょっと考えれば、まだまだあるかもしれませんね。
●BGM
| Talk of the Town Bennie Wallace by G-Tools |