Archive for 12月, 2007

大晦日にふと振り返ったり。

֥åޡɲä

さて、あっという間に大晦日。今年も早かったなぁ。ということで、今日は簡単に総括しておこうかと。

先日も書いたけれど、今年のキーワードは「ソーシャルサービス」とそれに関わる「ウィジェット」だったかと。ついでに、「ビデオサービス」ですかね。

ソーシャルものでは、SNSのFacebookのパワーアップぶりが印象深い。それもこれも、アプリ開発の場を外部開発業者に開放したことが大きな原因なのは明らか。

要するに、唯我独尊を守りかたくなに「我が道を行く」式であることをやめて、どんどん仲間を増やして同時多発的にサービスの拡張を図ったのが図に当たったわけで。

これ、実はSNSに限らず、すべてのサービスにも言える。もっと言えば、ユーザーでさえも仲間に巻き込むことで、更にサービスに磨きがかかり、クチコミが広がり、ユーザーが自然増殖し、そのユーザーをさらに巻き込むことで、どんどん進化を遂げていくというスパイラルが延々続く、というのが理想。

ただ、開発側の意識が、アプリケーション開発に偏った感はなくもない。つまり、使い勝手のイイアプリを開発して、あわよくば買収してもらうというちょっとした成功へのシナリオができてしまったからで、その分、目をむくような新サービスの出現は案外少なかったような気がする。正直、このブログでも、ワクワクして紹介するような新しいサービスがなくてネタに困ったことも多々あるもんね。

他にソーシャルもので言えば、ソーシャルショッピングサービスがここへ来て一挙に認知されてきた感じだった。あんまり多いので、ここでいちいち書かないけれど、知りたければサイト内検索してもらえれば、あれこれ出てくるはず。(手抜き?)

これは、日本でもモールに替わるネットショッピングの未来型として、外部サイトに貼り付けるポータルショップ形式も含めて(というか、これが流行る気がするけど)、今後の広がりに大いに期待できそう。

で、そのソーシャルものに必ずついて回ったのがウィジェット。要するに、ブログに貼り付けるパーツですな。そのポータブルショップもそのひとつだけど、この小さな枠の中で自分を表現する楽しさを知ったユーザーも多かったと思う。

かく言うボクもその一人で、このブログにも取っ替え引っ替えいろんなウィジェットを貼り付けてきた。ま、そのせいで、一部のブラウザではサイトが開かないというトラブルも引き起こしてしまい、えらいご迷惑をおかけしたわけで。何事もやりすぎは良くない。(申し訳ありませんでした)

さて、夏以降はと言えば、さまざまなビデオサービスが目立った。特に、ビデオチャット(ライブカメラコミュニケーションとも言うらしい)の威力には度肝を抜かれた次第で。

同じ映像でもアップしたビデオを共有するYouTubeと違って、Webカメラひとつでリアルタイムにどこかの誰か(しかも、外国の)と繋がるというのは、ホントにスゴイ。

しかも、チャットしてる二人を見ながら他のメンバーもテキストでツッコミを入れらると来たものだから、しばらくハマってしまった。これも、それぞれのサービス名は過去に結構書いてるので検索してね。(手抜きじゃないです)

こういう「ライブ感」を演出するというのは来年のトレンドテーマかもしれない、と思ってて、実はそういう企画もぼちぼち進めてるところ。

ところで、そんなネット業界の動きを見つつ、ボク的には、インターネットTVの番組を持たせてもらったのと、アスキー社の『インターネットでお店やろうよ』誌に連載コラムを書かせてもらうようになったのは、とても幸運だった。

いずれも、海外のネットサービスの紹介をしているので、お察しの通り、このブログと完全にリンクしてる。というか、ここがすべてのデータベースになってるわけで、元ネタをいろいろ加工して違う形で世の中にプレゼンできるのは実に面白い。楽チンだしね。

蛇足ながら、ブログを単に日記ではなくて、自分のためのデータベースと考えると結構続けられるメディアだと、自分でやっててそう思ったり。

そういうところを評価いただいたのかどうか、神戸商工会議所が会員向けブログサービスを始める際に、ビジネスブログをテーマにセミナーをやらせていただいたのも、とてもイイ経験になった。

というのは、このセミナーではスライドだけは作っておいて、初めて原稿なしのライブトーキングで2時間やり果せた。若い頃、ギターを抱えてライブハウスに出てた頃にどこか似てる感覚で、話してる自分が次第にエキサイトして来るのが自分で面白かったなぁ。

会議所と言えば、1年間ネットショップ系のセミナーとワークショップを企画・講師の両方で関わらせてもらったけれど、これもとても貴重な経験だった。正直なところ、カリキュラムや運営方法について改善すべき点が多々あることは否めないけれど、ま、何事も積み重ねだからね。

ついでに、この経験が来年始める新しいプロジェクトのヒントになったのが大きい。このことは、まだ書けないので、いずれまた。

ということで、今年一年、このブログにおつきあいいただきホントに有難うございました。来年も、面白ネタを拾ってきてはいろいろ紹介したいと思います。ついでに、自分のプロジェクトもときおりご紹介していこうかと。よろしければ、また覗いてくださいまし。

では、良いお年を!

●BGM
Getting Ready…
Freddie King
B000002UHP

日本の開発業者にも、もっと光を。

֥åޡɲä

今年は簡単に言うと、Facebookとウィジェットが業界を席巻した年だったと思う。Facebookが春にアプリケーションの開発を外部業者に開放したのを気に、一気にウィジェット開発合戦が勃発。それにつられて、他のサービスでもウィジェットの提供が後を絶たなかった。

ま、ユーザーにすれば大歓迎だったと思うし、開発業者も世に出るためのひとつの目標ができたわけだから、それはそれでヨカッタかと。

で、その「世に出る」だけど、これを見てると、もう、ため息が出ますね。TechCrunchが、今年のベンチャーキャピタルの投資事案や大手の企業買収を通して1年を総括してる。

ディールで振り返る1年(2007年版)

これ、下から上に向けて最近のケースになるけれど、なんとまぁ、その賑やかなこと。これでもほんの一部らしい。最近キャピタルの興味はバイオに移っているとは言われるものの、いかに潤沢な資金がネットベンチャーにも流れ込んでいるかが判る。それも、数十から数百億円単位で。オクですよ、オク!

ちなみに、$●●Mとあれば、イコール「●●億円」と読み替えれば概ねそんな感じ。$240Mとあったら、ざっと240億円と思えばイイ。ふ〜。

ざっと見て、ボクが印象に残ってるのは、

Joostが$45Mの調達を発表。Sequoia、Index、CBS、Viacomらが出資-5/9

CBS、ヨーロッパのLast.fmを$280Mで買収-5/30

P2P金融のProsperが$20M調達-6/20

速報: Yahoo、Zimbraを$350M、キャッシュで買収-9/17

Facebook、さらに$60Mを調達-11/30

…、もうイイか。今年の流行語で言えば、「どんだけぇ〜!」と言ったところですかね。

ネットビジネスのアイデアは、何もアメリカの専売特許ではない。日本にだって優秀な人材はいるし、やる気に燃えるビジネスパースンは一杯いるはず。

でも、その開発能力だけで世に出ることは、日本の場合、まずない。最初の一歩から相当な苦労を強いられるから、わざわざ茨の道を選ぶ開発者が出て来ない。みんな、「就職」するらしい。

つまり、問題は事業資金。自前に準備できればイイけれど、なかなかそうはいかない。しようがないので、銀行融資を申し込むも、「で、御社の実績は?」てなことを言われて、「そんなものがあれば借りに来るか」という話になる。せいぜい、国金で数百万がいいとこだ。

日本のキャピタルは、何してるんだ?と思うだろうけれど、残念ながら一部を除いて単なる融資やさんに成り下がってるというのが現実らしい。要するに、そのビジネスを世に出すためにリスクを共に背負うという姿勢が微塵もないわけで。それって、キャピタルって言わんでしょ。

で、やむなく「就職」の道を選ぶ。でも、そこにはイノベーションを起こすような開発案件があるわけでもなく、Googleのような20%ルールもなく、受託開発の毎日に明け暮れることに。こうしてあたら優秀な才能が埋もれていくことに。

そういえば、江島健太郎氏がCNetJapanで、「日本のIT業界は救いようがない。絶望的としか言いようがない。」と激烈な筆致で憂いていたのは記憶に新しい。

ニッポンIT業界絶望論

「日本でトップクラスの技術者すら吸収しきれるキャパはない。選択肢がないんだよ。」というのはツライなぁ。(引用するときりがないので是非読まれたし)

ついでに、ニコニコ動画のひろゆきさんが、『Webコミュニティでいちばん大切なこと。』のインタビューで、「サーバ代に3ヶ月で1億8000万円かかったけれど、親会社のドワンゴが許してくれているから、まあいいかと借金しながら経営している。(中略)そのうち元が取れたらいいよね、という考え方が土壌にある」なんて言ってる。羨ましい話だけれど、アメリカのスタートアップ企業をサポートするキャピタルや大手の姿勢も全くこれに近い。要するに、やってみなければ判らない、というわけだ。

Webコミュニティでいちばん大切なこと。 CGMビジネス“成功請負人”たちの考え方
水波 桂 平尾 丈 片岡 俊行
4844325078

この本は、そのひろゆきさんのインタビュー(たった8ページ)だけでも買う価値あり。オススメです。

ただ、そのニコニコ動画もエンジニアが3日でつくって、初期費用は5万円だったとか。かように今は、参入するには、そう高い障壁はない。要は、いかに続けるか、なんですね。

日本に本当の意味でのベンチャーキャピタルがもっと現れるか、もしくは個人でも小資本で投資できるファンドなんかがたくさん組成されるようになればイイんですがね。来年は期待できるかしら…。

●BGM
Stuff!!
Stuff
B000Q7ZHXM

WANTSFORSALEでほしいものを「売る」。

֥åޡɲä

ほのぼのネタを。皆さんお書きだけど、ボクもやっぱり紹介しておきたい。

WANTSFORSALE

「ほしいものを売ってる」という名前のサイト。何それ?

ニューヨークに住むアーティストとその彼女が、自分たちのほしいものをイラストに描いて、そのイラストを実物と同じ価格で販売してる。で、そのイラストが売れたら、実際にそのものを買うという話。面白いなぁ。よく考えついたなぁ。

こういうコミック調のタッチ。

wantart_pizza2.jpg

wantart_wii2.jpg

wantart_iphone2.jpg

他に、スポーツクラブ1ヶ月分のメンバーシップやNobuでのディナーや家賃やビールや新しいビキニなどなど、いろいろあって楽しい。

中には100ドル札を描いて、100ドルで誰かが買ってる。

wantart_hundred2.jpg

すべてアクリル絵の具で描かれてて、対象物のところはグロス(つやあり)仕上げ、バックグランドはつや消し。すぐに壁に掛けられる。ついでに、交換取引にも応じるけれど、絵に描かれているものとしか交換しないんだそう。そりゃそうでしょうね。

感心したのは、チャリティもやってて、今までに「ニューオーリンズの子供たちに100ドル」と「アフリカの子供たち360ドル」が売れてる。絵を買った方も買いがいがあるかと。

wantart_kca.jpg

ついでに、無料のものも。これは「睡眠」。

wantart_sleep.jpg

彼らにとっては、ほしいものを手に入れながら、自分の作例をPRする格好の仕組みになってるから、まさに一石二鳥。こういう洒落たことをされると、ちと悔しいなぁ。

●BGM
Led Zeppelin
Led Zeppelin
B000002J01

kwoutで切り抜いて。

֥åޡɲä

最近のブログは、画像をよく貼るようになってきた(ように思う)。そういうボクも、このブログには多くのスクリーンショットを貼り付けてるけれど、全体を表示する時にはIgWebCapを使ってる。これは、画像に自動的にリンク設定してくれるので便利。

ただ、サイトの一部を切り抜いて転載するときには、FireFoxのプラグインのPageSaverなどを使って切り抜き、更に画像処理ソフト(オンラインで使えるSnipshotなど)でサイズを調整してる。ちょっと面倒くさいんだけど。

で、これはイイかも。

kwout

このサービスのブックマークレットをブラウザのブックマークツールバーに登録しておく。で、切り抜きたいサイトを開いておいて、そのブックマークレットをクリック。

step1.jpg

すると、ページ全体のキャプチャ画像が表示されるので、マウスでドラグして切り抜き範囲を選択して「CutOut」ボタンをクリックすると、その部分だけを切り出してくれる。

step2.jpg

で、サイトに貼り付けるエンベッド用のコードを発行してくれるので、それをコピペするだけ。実に簡単。

step3.jpg

驚きなのは、切り抜いた囲みの中でも、元のページに設定されていたリンクがそのまま生きている。こりゃスゴイ。

試しに切り抜いて貼ってみたので、枠の中のリンク部分をクリックしてみられよ。

囲みの四隅をラウンドにしたり、背景に色を付けたりも自由。FlickrやTumblrにはワンタッチで貼り付けられる。

ちなみに上の記事は、先日リリースしたgarittoのウィジェットの紹介。お気に入り商品をウィジェットにして、自分のブログやサイトに貼り付けられる、いわゆるブログツール。

garittoウィジェット

KwoutのホームページでもURLを入力するだけで使えるらしいけれど、ボクが試した時にはうまく動かなかった。

ま、それはいずれ改善されるとして、既にあるツールのいまいち不満なところに手を加えることで、さらに新しい価値を提供できる好例かと。

他にも改善の余地のあるツール、まだまだありそうな。

●BGM
Fade into Light
Boz Scaggs
B000BGUUTO

Gmailがますます快適に。

֥åޡɲä

ホリーデーシーズンまっただ中ということだろうか、めぼしいトピックスがないなぁ。ということで、身近なところでGmail関係を。

Gmailの容量が、なんと6GBに増量されてた。来年の2月頃には…という話だったのが、相当前倒しに。これで当分安心だけど、これってもしかしてクリスマスプレゼントなのかな。

gmail6gb.jpg

ついでに、最新版のGmail2.0のカラーラベルがなかなかイイ感じ。

Colored Labels Coming to Gmail?

ラベルというのは、普通のメールソフトで言うところのフォルダみたいなもの。Gmailはもともと検索機能が図抜けて優秀なので、フォルダ分けしなくとも見つけたいメールをひょいと見つけてくれるけれども、受信トレイを一旦スルーして保存しておき、あとで見るというときなんかに、ラベルを作っておいて、フィルター設定してそっちに入れていくということもできるので、使いようによっては便利。

で、最新版の英語版にするとラベルがカラー表示される。識別しやすいと思うけれど、どうです?

gmail-label-colors.jpg

見ると右上に、「Older vetsion」とあるので、気に入らなければここをクリックしてカラーラベルではないバージョンに戻せる。

ついでに、FireFoxにBetter Gmail2をプラグインすると、未読件数がタブに表示されたり、キーボードショートカットを追加できたりする。

ここからダウンロードできる。

詳しくはここをご覧あれ。

先日の、RememberTheMilkもそうだけど、GmailとFireFoxのコンビネーションは今のところ最強かな。当分、メーラーは変えそうにない。多分。

●BGM
Ummagumma
Pink Floyd
B000VXVWUI


Subscribe

Subscribe to my RSS Feeds

sai