ほら、見たことか、と一瞬思ったことは正直に認める。

PayPerPost参加ブログ、Googleから締め出される

先日も書いた「さくら」ブログの(Googleの)ページランクががくんと落ちたのはGoogle側の陰謀だと、怒り心頭のPayPerPostのCEO、Ted Murphy氏(この男は何かと物議を起こす御仁らしい)が噛みついてるという話。ま、気持ちは判る。

気持ちは判るが、そもそも金を払ってやらせ記事を書かせるという発想がさもしいのであって、ビジネスとして何も間違っていないと言い張ったところで、ネットユーザーの中にはそうそう欲ボケと阿呆ばかりではないということに気づかない方がどうかしてる。要するに、イタイ。

ただ、いろいろ読んでみると、ことさらPayPerPostだけを狙ったわけではないという観測もあるようで、有料でリンク先サイトをたくさん設けてページランクを上げ、SEO対策に役立てようとする行為を、ここ数週間徹底的に封じ込めようとしていたみたい。

ページランクが下がる、どころか全く相手にされなくなると聞いて、それでもやらせ記事を書こうというブロガーはそういないだろう。ということは、こういうサービスを生業にしている企業は、肝心な広告の出稿場所を失うわけで、たちまちビジネスとして成り立たなくなるだろう。

で、だ。

ふと思ったのは、PayPerPostだけを排除するのはいかがなものだろうか、ということ。いや、やらせ記事を擁護しているのでは決してない。その他の同業者も同じ扱いを受けるべきじゃないのか、と言いたいわけで。そこにちょいと恣意的な匂いがしないでもない。

いやそれよりも、実はこっちの方がもっと大きいクエッションかも。

果たして、実質的にネット上からそのサイトを排除してしまうような行為を、一私企業であるGoogleがやってしまっても構わないのだろうか。やらせはイカンと言っても、神様じゃないんだからねぇ。

ついでながら、Ted Murphy氏が、AdSenseやTechCrunchのスポンサー(に感謝する)記事を引き合いに出して抗弁するのは、もちろんお門違いというものだけれども、その慌てぶりが、「ハイ、私もあなたが絶対君主と認めてますよ」と言ってしまっているようで、なんとも間抜けに聞こえるのだけど。

ま、それだけGoogleの存在がデカイと言えば確かにデカイ。

ただ、Googleのアルゴリズムだけが検索エンジンのすべてではないことは、怖いことにあまり意識されていないように思う。まだまだ、もっと精度の高い、使いやすいエンジンが出てくる余地はあるわけで、逆にそうでなければGoogle天下がず〜ッと続いて、そのうち彼らの言う邪悪なものにならないとも限らない。

よく考えると、PayPerPostよりそっちの方がよっぽどマズイ。

Googleでは出なかったけれど、こっちで出てるからいいや、というのが理想かと。どこかに集中するのは、やっぱりおかしいでしょ。

●BGM
461 Ocean Boulevard
Eric Clapton
B00065VTU4


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