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5000人分の叡智でデビューしよう。

SNS的な仕組みを利用して事業を立ち上げるのは面白いし、かなり有望だと思うけれど、ことに音楽ビジネスについては規模の大小はどうあれ、もっともSNSとの相性がイイんじゃないでしょうか。

Sellaband.comは会員から資金を募って、有望なバンドにレコーディングさせるというコンセプト。サンプル曲を聴いた会員が「これは!」と思えば一口10ドルの出資をし、出資金が5万ドル集まって初めてレコーディングが行われる。それまでにもし気が変わった場合、レコーディング以前ならその10ドルは返金されるそう。

では、その収益モデルは何かというとやっぱり広告。サイト上からの広告収入はバンドに60%、Sellabandサイトに30%、あとはレコーディングの際のプロデューサーとマネージャーに支払われる。一方、出資金の5万ドルはレコーディングだけに使われるので、Sellabandはここからは収益はなし。ただし、楽曲に対して12ヶ月の権利を有するらしいので、もし金の卵がいたら大儲けというわけですね。

で、レコーディングが完了した暁に会員にはCDが1枚無料で提供されるという仕組み。言ってみれば、応援したいバンドをみんなで世に送り出すために、あらかじめ初回プレスを予約しておくようなものですな。これには、ある意味投資する際の目利き(耳利き?)が必要だけど、でもそこが面白いんでしょうね、きっと。

ただ、一口に5万ドルと言うけれど、つまり5000人だから意外と高いハードルです。サイト上に会員同士が交流する仕組みが用意されているようなので、そこで声を掛け合ってもらえることを期待するしかないとすると、結局コンテンツのでき次第ということですね。

ところで、問題はそのできを個々がどう判断するか。

読みかけの「第1感」という本の「プロの勘と大衆の反応」という章に、アトランティックレコードの社長やU2のマネージャーをはじめとする錚々たる業界のプロが諸手をあげて絶賛するアーティストの音楽が、ラジオ局の市場調査で一般大衆から惨憺たる評価しか得られなかったばっかりにラジオで曲をかけてもらえないという話が紹介されています。理由はともかくとして、またどっちが正しいか正しくないかは別にして、プロと大衆で全然違う評価がされるというのはありがちな話です。

ここ最近、「群衆の叡智」やら「集合知」やらSNSやらと、何かにつけ大衆(群衆)が主役になるトレンドが目白押しですが、すでにあるものを判断するときの集合知と、何か新しいものが生み出されるときの集合知とでは微妙に違う力が働いているような気がします。

ただ、個人的には、「Power to the People」を実現するのは、善し悪しはあるもののネットだと思っているので、こうした新しい才能を生み育てていく叡智こそネットで集約してほしいと思います。

 ●BGM

2 Responses to “5000人分の叡智でデビューしよう。”

  1. 正直この文字の大きさは、うれしいです。
    改行しなくても、このほうが疲れないです。

    ぜひ続けてみてください。  おちゃのこ伊藤さん、ファンの53才。

    男の人にファンだっていうの、ちょっとてれくさい。(#^.^#)

  2. BOL伊藤 より:

    高瀬さん、コメントを有難うございます。

    確かに前のブログは文字表示が小さかったですね。自分でも読みにくかったです。
    改行のする・しないは、ケースによって使い分けようと思います。
    ひとまず、このブログではなしでいきます。
    文字はもう少し黒くしてみようと思います。

    >男の人にファンだっていうの、ちょっとてれくさい。(#^.^#)

    有難うございます。ボクの方も照れくさいですが。

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