何が起こったかというと、SNSのFacebookが自分と友だちの近況(交友関係の変化、写真、追加のコメントなど)を素早く閲覧できる機能を実装したところ、プライバシー侵害の深刻さに気付いたユーザーから猛反発を食らったという話。ここに詳しい。
友人関係の動向をストリーミングで逐一知らせるというのは、確かにやり過ぎ。コミュニケーションとは必ずしもオープンであるべきものではないで、ここまでするというセンスが疑われるのは仕方がない。
この機能で、「ユーザーがアップデートをチェックするためにいちいち友人のページを見に行かなくてもすむようになり、その結果トータルのページビューを減少させるようデザインされていることにも感心している。」と記者も以前の記事で持ち上げているけれど、そうだとしてもやっぱりユーザー不在の勝手な料簡であることには違いはない。
コミュニケーションはニュースとは違うわけで、自動的に知らせてくれることがたとえ「便利」であったとしても、必ずしも「楽しく」はないということに気付くべきだった。彼らの反抗は、プライバシーという表の理由だけでなく、わざわざ見に行くという「楽しみ」を奪われたという裏の心理が働いているように思える。SNS提供者が、そのことを考慮しなかったのは迂闊としか言いようがない。
おまけに、そのFacebook内に結成された「Students Against Facebook News Feed」という学生グループが、1日もしないうちに10万人になるなんて、あらためてSNSのパワーを見せつけられた気がする。ま、Facebookにとっては皮肉なことだけど。
で、そんな騒ぎの結果、フィードで一部個人情報あるいは全個人情報を流したくない人は削除できるようになり、さらに今回最もユーザーの不満が集中したステータスの変更や追加グループなどのデータのいくつかは自動削除の対象としたらしい。
こうした、サービス提供者の迅速な対応は評価してしかるべしと思う。要は、間違いはさっさと認めて事態収拾に全力を傾けること。ユーザーを放ったらかしにしておかないことが最も重要というイイお手本。
ところで、ふと思ったのは、日本の学生が世の中の何かを動かすということはとんとなくなったなぁ…、ということ。彼らはどこで何をしてるんだろうかね。
●BGM
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