しかし、ネットにはありとあらゆるものがありますねぇ。
Prosperというのは、個人間での融資を取り持つサービスなんだそう。(へぇ〜!)
借りたい人は、最高2万5000ドルまでの借り入れを申し込める。で「お貸ししてもいいですよ」という他のメンバーが、おのおの希望の金利で融資を申し出る。「おのおの」というのは、つまり借入先を複数に分けることでリスク分散してるというわけ。
返済は毎月口座から引き落とされ、貸し手の口座へそれぞれ振り込まれる。Prosperは借り手側から融資額の1%を、貸し手側から0.5%をそれぞれ手数料として徴収するそう。なるほど。
ここにある消防士Joeの事例が判りやすいかも。
Joeは、$3,000を必要としてて、返済期間は3年、金利は最大7%までならOKという条件で借入を申し込む。それに対して、Lisaさんたち他のメンバーが「○%の金利で○ドルまでだったらどうぞ」と融資を申し出る。
で、ここからが面白い。事例のように、「$2,000 5.25%」の貸し手と「$1,000 5.50%」の貸し手がいる場合、借り手にとって条件が良い順に選んで融資を実行させるので、それで必要とする$3,000が借りられるのだけれど、金利は高い方の5.50%が適用される。それでも、Joeの限界とした7%を下回っているのでイイ取引というわけ。
感心したのが、Joeの信用度を測るシステム。「信用のおける人間は必ず何かのグループに属しているもの」というルールに則って、Prosperでは、借り手の属するグループの返済状況を公開している。つまりこういうこと。
借り手は、借入を申し込む前に自分の所属できるグループがないか探す。それは、子供の学校のPTAや近所の犬の散歩グループでも構わない。例えばJoeは、消防士のグループに加入を申し込む。グループのリーダーはJoeのことを知っていたので、入会をOKする。
このとき、この消防士グループでは返済を滞らせるメンバーが一人もいないので、とても評判がイイとする。すると、貸し手はそのグループが信用のおけるメンバーの集合であると判断して、Joeへの融資を安全なものと判断する(ヒントにする)。
もし彼が返済をストップすれば、それが公表されるので、彼だけでなくグループの評判も下がる。だからJoeにも、滞納してグループ全体の信用に傷をつけないようプレッシャーがかかる。その代わり、ちゃんと返済が終われば更にそのグループの信用度は高まる。この「属するグループの返済の実績」で信用度をクレジットしてるところが興味深い。
というか、人間の「群れの一員でいたい」という本能を巧みに利用してると言うべきかな。
おかげで、このサービス、メンバーが10万人を超え、既に$20 M(2千万ドル)以上の融資が実行されてるんだとか。ますます伸びそうな気配濃厚。向こうでは、同業他社が結構あるそうだけど日本でもどこか始めませんかねぇ。
無理かなぁ。
●BGM
| Beyond The Missouri Sky (Short Stories) Charlie Haden & Pat Metheny by G-Tools |
2 Responses to “あなた、どのグループに属してますか?”
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