Welcome to BOL [Business On Line]

Business On Line at now…so, what’s goin’ on?…

正直こそがマーケティングのキモ。

このところ、ブログのサクラ記事について読むことが多い。概ね批判的な意見が大勢を占めるので、ちょっと安堵してたらこのリポートが。

WOMCOM、インフルエンサーを活用したクチコミマーケティングを開始

金銭的な報酬ではなく、商品やサービスなどの「ブランド体験」や、商品を使いこなす裏技、サービスの開発秘話などの「トリビア情報」を提供することによって自発的なブログへの書き込みを促進し、クチコミの発生につなげるサービス。

なるほど、とっておきのブログネタを与えることで書き手の優越感をくすぐり、気分良く書いてもらう戦法ね。う〜む、これはアリかな。

ま、優先的に与えられなくとも、日々ネタを探して書いてるのは誰しも同じだから。少なくとも、金銭を与えるよりマシ。 それはイイとして、ネガティブ意見も干渉されることなく公開してもイイんだろうか。肝心なのはそこなのだよね、ワトスン君。

ところで、今読んでる、「口コミ2.0 〜正直マーケティングのすすめ〜」という本が、そのサクラ記事を書かせるPRブログに触れていて滅法面白い。

4756910114 口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~
上原 仁 保田 隆明 藤代 裕之
明日香出版社 2006-11-16

by G-Tools

この中で、「心が動くものを人はコンテンツと呼ぶ」という話に続けて、

お客さんが価値があると思った瞬間『バリュー』が生まれる。(中略)広告に心が動かないという反面、グーグルのアドセンスなんかが「広告です」と書いてあるにもかかわらず、あれだけクリックされているということを考えると、あれは価値があるということになる。

というくだりは、マスマーケティングに変わる手法としてのクチコミマーケティングを考えるときに、逆説的だけれども一つの指標になると思う。つまり、真に消費者に価値のある情報とはウソ隠しなく披露した情報なのだということ、かと。

で、「要はプロセスの透明化だ」との指摘は全く同感。どういう立場でその記事を書いてるかを詳らかにしないから胡散臭くなるわけで、そこをクリアにさえすれば読み手が自分で判断できるはずだから。賢い読者であればね。

ちなみに、アメリカではWOMMA(Word of Mouth Marketing Association)というクチコミ関連の組織があって(なんでもあるなぁ)、次の3つの方針を掲げているんだそう。

LiveScreenShot

・宣伝の依頼主を明確にする
・人に自分が信じていることだけを言わせる
・自分の正体についてウソをつかない

一方、消費者団体は宣伝の目的やスポンサーを明らかにしない行為は法律に反すると、連邦取引委員会(こっちで言うと公正取引委員会かな)に調査を依頼しているそうだから、こういう行為の是非がやっぱり大きな問題なのだと実感する。

そもそも広告てなものは効果なんかなかったんじゃないかという意見にもちょっと注目。「現実効かなかったものを効くと信じていただけだった、そのメッキがはがれてきたんじゃないか」と。そうだとしたら、ますます個人のクチコミの重要度が意識されるかもしれない。だから、クチコミマーケティングやらなきゃ、ということになるんだろうけど。

ただ、ページビューの少ないブログでも、書かれた記事が検索にヒットする可能性があるという指摘については記憶しておきたい。また、スポンサーサイトへのリンクも増えるから、併せてSEO効果があるということも。これ、ちょっと考えると昨日書いた「リンクを買う」というのと、結果的には同じかもしれない。

で、この本のタイトルが示すように「正直」でなければ結局ボロが出てエライ目に遭いますよ、ということだけは肝に銘じておこうね。

●BGM

Bluesbreakers with Eric Clapton Bluesbreakers with Eric Clapton
John Mayall & the Bluesbreakers

by G-Tools

One Response to “正直こそがマーケティングのキモ。”

  1. […] 実は、サクラ記事の検索エンジン効果については、以前ここで紹介した『口コミ2.0 〜正直マーケティングのすすめ〜』でも、著者の上原さんが(見逃してしまいそうなぐらい)ソロ〜っと指摘してる。ちなみに、この本は読み処満載だけど、ボクにはこの部分が一番重要に思える。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。