いつになくベタなタイトルのリポートが。
要するに、サイトデザインを変えたらユーザーから猛反発を食らってしまったという話。ネットサービス提供者には常につきまとう永遠の悩みを、天下のYahoo!も決して避けて通れないわけですね。
どうやら、Ajaxを使ったがために動作が遅くなったとか、手早く知りたい情報へなかなかたどり着けないとかがクレームの趣旨のよう。判ります、判ります。よくお聞きする声です。
ただ、すべてのユーザーのユーザビリティを満足させるようなデザインは、正直言って不可能。そこで、より多くのユーザーをサイト上で迷わせない最大公約数的なものをなんとか提供しようとデザイナーは必死になるんですが、これがそうカンタンではないわけで。常に改善、改善、終わることのない作業に明け暮れるのが実態ですね。
で、このリポートで、感心したことが2つあります。
ひとつはリポートにもあるように、Yahoo!がユーザーのブーイングにブログできちんと対応したこと。
こういうことは、早い段階でサービス提供者側の考えや立場を明確に伝えた方が絶対にイイです。その上で、互いに意見交換しながら協力して問題解決に努める。
昨今流行のWeb2.0でも、「ユーザーも開発者」という概念を含んでいますが、実際その方がコトの進みが速いですから、提供者側が妙なプライドに拘泥しない方が得策ですね。
もうひとつは、そのブログに寄せられたブーイングコメントの数。このエントリを書いてる時点で、(Yahoo!からの回答も含めてですが)すでに133件もあります。
担当者は、そのすべてに目を通して問題のポイントと解決のための糸口を探り、かつバグの修正状況などを逐一伝えているわけですが、ブログというものがしっかりコミュニケーションツールとして根付いていることに、思わず目を見張ります。
こなた日本では、これほど双方向的に機能しているブログはそうないんじゃないでしょうか。ま、ボクも含めてほとんどの場合、書き手の一方的な発信で終わってしまっているのが実情かと。
そもそも日本では「日記」という発想でスタートしたために、コメントを寄せるということにどこか違和感があるのかもしれませんが、本来ブログはこのようにコミュニケートするための道具なんですね。そこを再認識したわけで。
もしかしたら日本ではそれを、SNSに置き換えているのかも。それはそれでイイんですが、要するに集団の中で、誰かが「ねぇ、みんなこういうテーマで語り合いませんか?」とトピックを立ててくれたときにしか、「実は私もですね…」と意見を吐けない「おとなしい」国民性が垣間見えたりすると思うのは考えすぎでしょうか。
●BGM
| New Moon Daughter Cassandra Wilson by G-Tools |

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