Business On Line at now…so, what’s goin’ on?…
SNSサイトが、あらゆるネットサービスのプラットフォーム化していくのは、もはや止められそうにない。その急先鋒であるFacebookの動きには目が離せないわけで。
今度は、Facebook Musicを始めるという噂。要するに、MySpaceのように、アーティストがマイページを持って、ファンと交流できる仕組みを提供する。
いろんなところで書かれてるけど、ネタの大本はここ。
アーティスト(レーベル)は、Facebook内にサブドメインを取得してページを作る。Facebookの会員は、直接彼らのページにアクセスできる。そこでは、楽曲を試聴したり、ビデオを再生したり、ライブスケジュールをチェックできたりする。
ま、この辺は誰でも考えることだけど、ついでに音楽のダウンロード販売もできるようになる点は注目しておきたい。
何度も書くように(これからも書くけれど)、SNSサイトでは、売り手と買い手が同じメンバー同士として交流しつつ、モノの売買が当たり前に行われていくわけで、音楽もその例外ではない。
というか、そもそも、ボクがSNS内での物販を最初に目にしたのが、楽曲ダウンロードだったわけで、向こうではすでにたくさんその事例がある。
いくつかあるうち、ここがボクのお気に入り。
仕組みはほぼ同じ。アーティストとファンが同等の立場で交流する、まさしくSNS。口コミ効果を得る最適なプラットフォームが、まずある。かつ、ちゃんと楽曲ダウンロード販売もできるようになってる。この順番は、とても重要かと。単なるダウンロード販売サイトでないところが肝心。
余談だけど、ここはもともとノースカロライナの会社だけど、今はニューヨークに拠点を持ってサービス提供してる。道理で見た目がよそと違うな、と。(西海岸系は、やたらとゴジャゴジャしてるか素っ気ないか、なんですよね)
ちなみに、SNSやブログで楽曲のダウンロード販売ができる、再生プレイヤーのウィジェットだけを提供してる会社もある。
アーティストは、自分の楽曲を自由に値段を付けてここにアップしておく。で、再生プレイヤーのコードをコピペして自分のサイトに貼り付ければ、簡単に音楽ショップができる。
こういうの。
この再生プレイヤーは、これを見た人も自由に貼り付けコードを取得できるので、更に広がっていくことが期待できる。しかも、年わずか30ドル。初年度は無料。素晴らしい。
ただし、ここは先日社員の多くを解雇して、売りに出されてるらしい。なんと。いいアイデアなんですがね〜。
余談ついでに、さっきのReverbnationでも、同種のウィジェットをアーティストに配布してる。つまり、SNSの外でもプロモートしなさいね、ということ。カシコイ。
で、ちょっと打ち明けておこうかな。実は、ボク自身、音楽系SNSサイトの開発を進めつつある。詳しくはまだ書けないけれど、まだ日本にないユニークなモノになると思うので、乞うご期待。
●BGM
Largo
Brad Mehldau
[…] Snocapは、バンドが楽曲をダウンロード販売する際の再生プレイヤーと決済システムをウィジェットで提供している。以前、ここで書いてる。 […]