必ずしもソーシャルでなくとも。

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音楽検索+ストリーミングのサービスがまた登場した。

Songza

11月8日(あ、明日か)にローンチなので、まだクローズドテスト中。ただし、ネタもとのここがコードを配布してくれてるので中に入れる。

Songza’s Instant Gratification Music Search Engine

ローンチ版のインターフェイスがシンプル。検索窓しかない。曲名でもアーティスト名でも検索できる。検索結果の見せ方もクール。で、どれかをクリックすると、再生するか、プレイリストに加えるか、友人にシェアするか、評価ポイントをつけるかの選択肢が箱のふたを開けたように表示される。この辺、ちょっと工夫してるかな。

プレイリストにすると画面の右側に曲名が表示されていく。この順位は、マウスを持って行ってドラグ&ドロップで自由に入れ替えできる。

「シェアする」を選ぶと、メールで友人に送れたり、曲のURLのリンクを発行したりする上に、YouTubeのビデオにも移動できる。もちろん、再生プレイヤーをブログに貼り付けるエンベッドコードも発行してくれる。

ま、しかし、こうやって書いていくと、既にあるサービスとさして変わらず、機能的には目を見張るものはないなぁ。再生した曲をリストにして保存できない点も不便だし。

この分野は競合がひしめき合っていて、それこそPandoraLast.fmがひっくり返ってビックリするような、よほど先進的な機能を持っていないと勝ち残るのは難しい気がする。シンプルなのはイイんだけどね。

…と思っていたところに読んだ、このエントリは非常に興味深い。

Pandora―Last.fmの真似はほどほどに

最近のネットサービスは、ソーシャルネットワークの要素を盛り込むのが(とりあえずの)トレンドなので、音楽配信サービスもその例に漏れず…と思ってたけれども、これを読んで「いや、待てよ」と。

ネットで音楽を聴く人の中には、他人と繋がりたいというリスナーと、放っておいてほしいというリスナーがいるんじゃないか。あるいは、その二つのモードを時と場合によって使い分けてるんじゃないか。

前者は流行の音楽をいち早くチェックして他の多くのリスナーにキャッチアップしたい。後者は、そんな動きに目もくれずひたすら自分の感性を大事にしたい。

で、後者にとって、それを満足させてくれるのはお気に入りの曲をず〜っとかけてくれるストリーミング・サービスとしてのネットラジオであって、一種の引きこもり的閉じた世界で音楽に浸りたいというのが、もしかするとラジオリスナーの本音かも。

そうだとすると、ラジオリスナーはネットラジオをずっとパーソナルなモノであってほしいと願っていて、間違ってもソーシャル性なんぞは要らないだろう。

ボクもPandoraがまだ日本でも聴けた頃には、Arrington氏のように一日中かけっぱなしだった。それは、彼も書いてるように好みの曲(のタイプ)をちゃんとプロファイルして、次から次へとボクの知らない(しかし、ぐっと来る)楽曲をかけてくれてたからだ。

で、そこに「発見の喜び」があったのは確かで、しかもいちいち人が介在しないのが逆にストレスフリーだったことに、今になって気づいた。要するに、「発見の喜び」と「閉じた世界」という、一見相容れない条件を両立させているのがネットラジオというわけだったんだなぁ。

Pandoraはそこを忘れつつあるのかもしれない。そして、それはユーザーの本当の姿を見失っているからかも。なんとなく、危ない気がする。

●BGM
Montreal Tapes
Charlie Haden Paul Bley Paul Motian
B000001E6P


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